東京ノーヴイ・レパートリーシアター日誌

東京ノーヴイ・レパートリーシアターは下北沢を拠点として活動する、プロの演劇集団です。 「心の栄養」をテーマにチェーホフ、ゴーリキー、近松門左衛門、宮沢賢治、シェイクスピアの傑作を毎週上演しています。

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恥ずかしながら・・・

僕らは何も持たずに生まれてきて
僕らは何も持たずに死んでいく

そんな運命の世界で
どこへ向かうべきなのか?

僕らはあれやこれや欲を出すの?
どうしてあれやこれや欲を出すの?

そんな疑いもあるけど
この情熱と共に前に進もう

さぁ恐れないで
地図などどこにもないけど
その手足で印せばいい
描いた道の上を歩めるように
君の背中も周りが押してくれるから

僕らが積み重ねてきた後悔は
反省とはまた一つ違う後悔で

満たされない想いと
傷つけることの狭間で揺れ動くけど

「振りまいた種が笑顔咲かせるように」
そう願っているから
拭えない不安や迷いや悩みなら
誰かに預ければいい
誰かと分かち合えばいい

さぁ恐れないで
地図などどこにもないけど
その手足で印せばいい
描いてた道の上を歩めるように
君の背中もきっと周りが押してくれるから

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学生の頃から詩を作るのにはまってて、最近作った詩を
恥ずかしながら載せてみた。
もし、これを見て誰かの力になってくれたら嬉しいです。

タダコ
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「白痴」の稽古で。

昨日の「白痴」の稽古でのこと。

ムイシュキン公爵は道化だと、演出家アニシモフが言った。

道化って、自分が笑い者になり、人を楽しませ、笑顔にする役割ってこと?

「白痴」の主人公、ムイシュキン公爵は、出会う人々に最初はバカにされ、笑い者にされるけど、
そんなことに腹を立てることもなく、相手の悲しみや痛みを感じて、それを取り去ろうとしている。

他の登場人物は、みんなそれぞれ、自分の痛みに心を向けている。人のことより、自分のこと。

ムイシュキンだけが、他の人の心に向かっている。

ダライラマの言葉を思い出した。

『愛とは、その人の幸せを願うこと。』

『慈悲とは、その人の苦しみが取り去られることを願うこと。』

「白痴」は、愛と慈悲が溢れる作品になる、そう思った。

えんぴつ

風鈴

暑いですね~只今、劇団事務所で仕事中ですが、できるだけエアコン使うまいと
玄関のドアもベランダの窓も全開にしています。
風が吹き抜けるとなんとも言えない心地よさ。
節電もだんだん生活に溶け込んできました。

優しい後輩が、マトリョーシカの風鈴を窓際にかけておいてくれました。
昔の人ってすごいなあと思います。
エアコンない時代、どうやったら涼しくなるか、涼しさを感じられるか考えて
風鈴を創ったのではないでしょうか?
いいもんですよ~暑さも和らぎます。

一句浮かびました~

コロコロと 風に揺られて なる音が 夏の訪れ 知らせてる。

えんぴつ

「どん底で」撮影初日

昨日、「どん底で」撮影初日、無事に予定通り終了しました。
朝8:30~夜9:00すぎまで、下北の劇場に缶詰状態。
「どん底で」をご覧になった方ならおわかりと思いますが、衣裳は冬用…しかも重ね着している役がほとんど。
楽屋にはエアコンがなく、暑さも加わって、ヘロヘロでした。
でも俳優たちは生き生きしてましたよ。同じシーンを何回もやるとか、シーンを抜いてやるとか、慣れないことばかりでしたが、無邪気にすべてを楽しんでいるようでした。
私は後半の出番だったので、待ち時間中、スタニスラフスキーシステムで、内部のエンジンをいつでも走らせられるように準備していました。舞台とは違う集中力や切替が必要なんだということを体感し、いい勉強をさせてもらいました。演劇は演劇の、映像は映像の貴重さを知りました。

さて東京ノーヴイ・レパートリーシアターは全員が俳優ですが、それぞれに技があって、美術や照明や外国語や三味線、お料理などなど、各分野でプロ並の技をもっているメンバーが多いのです。
今回も映画監督の勉強をしているメンバーがいたからこそ、「どん底で」撮影の実現が可能になったとも言えます。一番大変なのが、やはり監督でしょう。撮影が終わっても編集がありますからね。
「どん底で」の映像作品が完成したら、試写会を企画して、ぜひ東京ノーヴイ・レパートリーシアターの新米監督を皆さんにご紹介できたらいいなと思っています。
えんぴつ

こどもが先生

先日、四歳の甥っ子と、従姉妹の娘さんで三歳と一歳になったばかりの女の子と、久しぶりに会った。
こどもたちを見ていると、本当に楽しい。
四歳の甥っ子はまだ一人っ子なので、大好きなお菓子はいつも一人占め。
私がねだると、しぶしぶ…ちみっとだけくれる。
そんな食いしん坊くんも、自分より小さいこどもたちを前にすると、
急にお兄ちゃんになって、食べさせようとしたり、最後にお皿の底に残った大好きなチョコも譲っていた。
おばバカと言われそうだが、感動した。
自分が欲しいものを人に譲るのって、すごく難しいことだから。
今の世の中を見ればわかる。
食べ物が捨てるほどあるのに、または食べすぎで病気になってるのに、
食べられない人たち、そういう国があっても、まだほしがっている。
こどもたちから学ぼうと言いたい。
心で葛藤していても、自分より小さい子には誰が教えずとも
優しくできる、分かち合える。
みんな昔はそうしてたんじゃないかな。どうして、大人になると自分自分になっちゃうんだろう…
身体が大きくなるんだから、心も大きくなれるはず。
自分がそう願えばね。 えんぴつ

梅雨の思い出

今日はいいお天気ですね、沖縄では梅雨明けしたとか、しないとか…
しとしと雨の季節になると必ず思い出すことがあります。
子どもの頃、住んでいた家には小さな庭があって、縁側で布団を干している時に、
その上でゴロゴロするのが大好きでした。
おひさまの匂いがするポカポカのお布団は、ほんとにごくらく~近所のネコもやってきて、一緒にウトウトしてました。
そんな時、お母さんの叫び声が… 「キャー!」
サンダルをつっかけて、見に行くと、うちで池とよばれているそれは、昔は火鉢として使っていたものを庭の隅に置き、そこに水をためメダカや金魚の家にしていたのですが、その直径80センチほどの池でなにやら大きな茶色い物体がバシャバシャしている。
母は「大変!大変!」と言って、そこらへんから木の枝を見つけて、火鉢の池に橋のように置いた。
そしたら、その茶色い物体の動きが止まり、よ~く見ると、なんとも大きなカエルでした。
火鉢の池で溺れかかったカエルは、両腕を木の枝にかけて、安堵の顔。
「カエルって溺れるの?」と聞く私に母は、「陶器でつるつる滑って、出られなかったんでしょうね。」
そして母は、カエルがぶら下がっている枝の両はじを持って、しずかに池から救出しました。
カエルも、ここから出してもらえるのだろうと察知したらしく、おとなしく枝につかまっていました。
梅雨の思い出でした。 えんぴつ

「どん底で」撮影開始!

東京ノーヴイ・レパートリーシアター初の映像作品「どん底で」の撮影がいよいよ来週からはじまります。
最初の映像作品として選ばれたのは、ゴーリキの「どん底で」。初演は、まだ東京ノーヴイになる前、合同公演時代の2003年。それからレパートリー公演の演目として、一年目から上演し続けた作品です。
8年間上演していく中で、キャストの変更もありつつですが、作品も俳優も味わい深く成長してきました。
7thシーズンでも後半はほとんど満席、何回でも見たいというお客様も多かった、ノーヴイの代表作でもあります。
制作も兼ねている私としては、作品を紹介する映像が欲しい欲しいと前々から言ってたのですが、
ちょうど来日中の芸術監督アニシモフからも、「今の「どん底で」を撮っておくといい。皆さんが先生になった時に、生徒たちに見せられたらいいだろう。百聞は一見にしかずだから。」とお話もあり、また将来、映画を撮ろうと勉強しているメンバーもいたりと、さまざまな方向から自然と撮るような流れになりました。

ということで、先日、カメラテストをしたのですが、舞台と違って、同じシーンを何度もやったり、シーンの順番が違ったりと、舞台との違いに戸惑いながらも、俳優たちはなかなかいい仕事をしてくれました。
映像版「どん底で」ができたら、震災に合われた方や療養中の方や小さいお子さんがいる方、海外にいる方など、劇場に来られない方々にも届けることができるんじゃないかと、そうできたらいいなと考えています。

舞台は生きた人間同士のかけがえのない心の交流を共有体験できますが、映像だからこそ広がる可能性も感じています。
まだ始まったばかりのプロジェクトですが、全作品の映像化、そして稽古の映像も撮れたらいいなと思っています。
アニシモフの稽古は、言葉や文字だけでは伝えられないものがあります。
新作『白痴』の衣裳を担当してくださるデザイナーの時広真吾さんが稽古にいらした際にも、驚かれていました。
出産が神秘的な繊細なことであるのと同じように、作品を生むということもとても繊細なため、稽古を一般に公開することができません。でも稽古にしかないものがあることも事実で、そういうことから稽古を映像でお伝えできたらと願っています。まだ個人的な願望の段階ですが、書くと実現すると聞いたので(笑)
オフシーズンは公演ないからのんびりしてると思われるかもしれませんが、いやいや~『白痴』稽古に、映像プロジェクトにとその他まだまだ盛り沢山で劇団は活動中です!またブログで報告します。 えんぴつ

ふくしまの子供達を夏季林間学校へ!

劇団のブレーンのお一人でいらっしゃる田口ランディさんからご案内を頂きました。
今、被災地にいる方々に何が出来るか。。。
何かしたいけどキッカケが。。。。と思っている方は沢山いるはず。
ボランティアに関わるのも、必要な方に必要な情報を提供するのも意義のある事だと思います。
心に響いた方は是非この情報を広げてください!!


原発事故で外に出ることがままらない福島の子どもたちに、夏休みの間、北海道の大自然の中で(最長40日)自然体験学習をしながら遊んでもらおうという企画です。6月6日に参加受け付をしましたところ、わずか20分で定員の200人に達してしまいました。この事業はNPOが中心になって運営しているボランティア事業で、需要はあるものの予算が足りません。個人の支援金を集めていますが告知が十分ではありません。どうか告知にご協力お願いします。新聞、雑誌に携わっている方はぜひ取り上げてください、みなさんのブログやtwitterでつぶやいてください。一人でも多くの子どもたちに夏休みをプレゼントしたいと思っています。

http://fukushima-kids.org/

ひとまねこざる

6月5日(日)下北駅前にて

劇場のある下北沢の南口商店街と岩手の陸前高田の中学校との交流が5年ほど前からあります。
中学生たちが育てたワカメを、修学旅行で東京に来た際に、
自分たちで販売するという体験を、下北沢の南口商店街でおこなっていました。

今回の震災で、商店街でも何かできなかと募金箱をお店に置くのはもちろんのこと、
月一回、駅前で募金活動をすることになりました。
毎月10万円くらいの募金が集まり、皆さんの暖かい思いに励まされています。

今月は6月5日(日)14:00~16:00、下北沢南口 駅前で活動する予定です。
東京ノーヴイ・レパートリーシアターも下北沢南口商店街の一員として参加しています。
劇団としても、一人の人間としても、できることをやっていきたいと思います。

お近くをお通りの際は、ご協力のほど、宜しくお願いします! えんぴつ

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Author:東京ノーヴイ
東京ノーヴイ・レパートリーシアター

東京ノーヴイ・レパートリーシアターのメンバーたちが、任意に稽古の模様や本番の様子などを、お伝えしてまいります!

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