三月花形歌舞伎観劇日記!

かの市川海老蔵様の舞台観劇に、5月で閉館になる劇場、テアトル銀座に出かけて参りました。

出し物は「夏祭波花鑑(なつまつりなにわかがみ)」、間に海老蔵様の「口上」が入り、狂言仕立ての舞踊劇「高杯(たかつき)」、どちらも昨年惜しくも亡くなった、中村勘三郎さんの代表作です。特に「高杯」は高下駄を履いてタップダンスを軽やかに踊る、勘三郎さんの姿が目に焼き付いております!

海老蔵様の口上によりますと、実はこのテアトル銀座での三月公演はシェイクスビアの「オセロ」をオセロ役市川団十郎さん、イヤーゴ役を海老蔵様の親子共演が話題の公演を予定していたのですが、団十郎さんの体調不良で急遽演目が変更になったのです。

そこで何をやるかという事になった時に、海老蔵様は直ぐにこの二演目が浮かんだそうです。それはこの二演目が亡き中村勘三郎さんに教えを頂いたもので、勘三郎さんへのご恩返しにと選んだとの事。

海老蔵様が若輩者の頃、「高杯」に高足(高下駄)売役で勘三郎さんと共演していた頃の話し。「勘三郎のおじさま、「高杯」を教えて下さい。」と言うと「いいよ!タカトシ(海老蔵様の本名。)じぁあ、飲みに行こうか!」と言うと、それが朝までコースで、勘三郎さんも寝ないでそのまま舞台に立っていたそうで、それが毎日の様に続くのだそうです!

またある時「勘三郎のおじさま、「夏祭浪花鑑」を教えて下さい。」と電話をかけると、「いいよ!タカトシ。でも今アリゾナにいるから、アリゾナへおいで!」と言われ、海老蔵様がアリゾナに着くと、勘三郎さんが自家用車で空港まで迎えに来てくれており、それからは朝に稽古、何故か昼間はゴルフ、夜は朝まで飲み明かすの毎日だったそうで、勘三郎さんとの思い出は、やけに眠いのだそうです!

それから海老蔵様が大役を初めて演じるという初日の前日、玄関に出て見ると勘三郎さんが立っており、そこから団十郎さんと勘三郎さんの歌舞伎談義が始まり、海老蔵様は「じゃあ僕は明日大切な初日ですので、先に休ませて頂きます!」と三回ほど言おうとして諦め、朝まで隣で先輩方の話しを聞いたそうです。勿論その日は寝ないで舞台に立ったとか!歌舞伎役者の体力、集中力は凄いものですねー!!

その団十郎さんも2月の初めに亡くなりました。とてもおおらかで優しい方だったそうです!趣味は望遠鏡で星を眺める事だったそうです!

父、団十郎さんに聞いてみたかったけれど聞けなかった事があるそうです。それは「洗面台に父、母、妹、海老蔵様の歯ブラシがならんでいたけれど、父の物にだけ"ナツオ"と名前が書いてあり、その他にも家の中のあちこちの物に"ナツオ"と書かれていたのだそうですが、それが子供の頃から不思議だったのだけれど、とうとう聞く事が出来ませんでした!」との事でした!
勘三郎さん、団十郎さんまで亡くなって、此れから歌舞伎界はどうなるのか!!と、言っている人もいますが、海老蔵様の舞台を見ていると、そんな言葉はぶっ飛んでしまいました!正に花形歌舞伎というだけあって、花満開の熱演で、大満足して帰って参りました!

勘三郎さんの二人の息子、中村勘九郎さん、七之助さん兄弟も、負けず劣らずの目の離せない活躍ぶりです!

皆さま、東京ノーヴイ・レパートリーシアターの舞台共々、今歌舞伎を見ないと損をしますよー!!皆さま、是非劇場にお運び下さい!!

歌舞伎好きの 中村恵子

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