東京ノーヴイ・レパートリーシアター日誌

東京ノーヴイ・レパートリーシアターは下北沢を拠点として活動する、プロの演劇集団です。 「心の栄養」をテーマにチェーホフ、ゴーリキー、近松門左衛門、宮沢賢治、シェイクスピアの傑作を毎週上演しています。

ちょっとした話 32

32『《止まれる》ということ 』



バレエの発表会のお仕事に、たまに行く。

まだ、幼稚園ぐらいの子から、年配の方まで出演される。

跳ぶ、回る、走る…。 
最近思った。 
私がハッと目を奪われるのは、《止まれる》人だ。

キメのポーズはもちろん、ひとつひとつの何気ない動きの中でも、《ピッ》と止まり《スッ》と動く。


そういう人の演技には、《意思》がみなぎっているように思える。

《意思》とは、たぶん↓

 《物語の中での役割≒提案された状況》を

→《受けとめ》
→《感じ》
→《考え》
→《分析》した結果、生まれる
→《判断》…

…すなわち、《考え》と《感情》を持った《判断》。

その《意思》を、日頃培ったバレエの《技術》が、《演技》として《目に見えるもの》にしてくれる。

《意思》と《技術》、どちらが欠けても《演技》は成り立たない。


《止まる》。その一瞬の後に《動き出す》。

その一瞬で、観客も《考え》《感じる》。

ダンサーの《内面》が、人物の《意思》が、透き通ったガラスのように見て取れる、伝わる。

観客は、《わかる》。
だから、《共感する》。

ハッと、私の目を捕らえるのは、磨かれた《意思》と《技術》の融合。


《止まれる》人は、もちろん、跳ぶのも回るのも素晴らしい。

そんなダンサーの演技こそ、スタニスラフスキー・システムで謂うところの、《行動》=《意思を伴った反応》なのだ。


《より高い芸術》とは、複雑で解りにくいものではなく、単純で、誰にでも《伝わり》、《共感》を得られるものだと私は思う。


目には見えない《内面》の出来事を、磨かれた《技術》によって、いとも簡単なように《サラリ》と表現して見せる。


ダンサーと同じく、俳優も《技術》を磨かねばならない。
スタニスラフスキー・システムに、その《方法》が示されている。


では、また…

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