☆心で解明するベケット☆『ゴドーを待ちながら』公演情報

東京ノーヴイ・レパートリーシアター10周年目の新作は、
ノーベル文学賞作家 ベケットの代表作『ゴドーを待ちながら』。
笑って泣けて心に響くベケットを、
限定26席のプライベートな劇場空間でお楽しみください!

第24回下北沢演劇祭参加







アニシモフ氏は言います。

「ベケットは、まだまだ解明されていない天才作家だ。

それはシェイクスピアでもチェーホフでも同じなのですが、
そうした天才作家を頭で(知性で)分かろうとしても、
さっぱり理解出来ない。

例えば『ハムレット』なんて頭で読んでも、
私には何の話かまるで分からない。

でも、心で読めれば、すべて分かります。

ベケットは200年後くらいには解明されるかもしれない。
でも、それは心を通じてだけ可能なことです。

さあ、その為の仕事をしましょう。


ゴドーを待ちながら
作:サミュエル・ベケット


【演出】レオニード・アニシモフ


【公演日程】
2014年2月24日(月)~28日(金) 全6公演

24(月)19:00開演
25(火)14:00開演
26(水)14:00開演/19:00開演
27(木)19:00開演
28(金)14:00開演

開場は開演30分前。


【会場】
東京ノーヴイ・レパートリーシアター
(小田急線・京王井の頭線 下北沢駅 南口より徒歩80歩)


【チケット】
一般(前売・当日)¥4000
学生(前売・当日)¥2000 ※当日学生証提示



【ご予約】
「カンフェティ」という会社でチケット販売をしています。


●電話予約
 カンフェティチケットセンター
0120-240-540(受付時間 平日10:00~18:00)
 演目名「ゴドーを待ちながら」・劇団名(会場名)「東京ノーヴイ・レパートリーシアター」をお伝え下さい

※2/21(金)はチケットセンターがお休みとなります。
2/21(金)から2/23(日)につきましては東京ノーヴイ事務所03-5453-4945(10:00〜17:00)にて代理予約を承ります。

≪電話予約の注意事項≫
 ・払込票番号を予約時にお伝えしますのでメモをご用意下さい。
 ・お電話でのご予約の場合、会員登録は不要です。※カンフェティポイントは付きません。
 ・予約有効期間内に、払込票番号をお近くのセブン-イレブンのレジまでお持ち下さい。
 ・セブン-イレブンへの発券手数料は無料設定(チケット代金のみでOK)



●WEB予約
【PC用予約フォーム】
http://www.confetti-web.com/ticket/ticket.aspx?tid=120508

【携帯用予約フォーム】
http://cnfti.com/met8289/

≪WEB予約の注意事項≫
 ・予約後すぐに、お近くのセブン-イレブンでチケットを受け取れます。
 ・代金はチケット受け取りの際にセブン-イレブンでお支払いいただきます。
 ・ご予約前に、観劇ポータルサイト「カンフェティ」への会員登録(無料)が必要となります。
 ・セブン-イレブンへの発券手数料は無料設定(チケット代金のみでOK)

 ・他公演のチケット購入にも使える、共通ポイントがたまります (購入価格の1%)。
 ・ポイントは、次回公演や他公演でご利用頂けます。またnanacoギフトに交換することができます。
 ・チケットを購入しますと、1枚毎に、途上国の子どもたちに「BCGワクチン1人分」が寄付されます。
 ・チケットを購入しますと、託児サービスをご利用いただけます。詳しくはカンフェティ・ウェブをご参照ください。
 ・Confetti(カンフェティ)観劇ポータルサイトhttp://confetti-web.com

 

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■『ゴドー』のコメント集♪

作品についてメンバーにインタビューしました。
いくつか貰ったコメントをご紹介いたします。


・ベケットは、世界でも最難解な作家だと言われている。
しかし、彼の書くものには「経験」や「感情」があるんだ、
という事を、私は証明したかった。
10年のあいだ準備して、今回、それが為せたのを嬉しく思う。(A)

・『ゴドー』なら、人生について、人間について、
何の陶酔や虚飾なく、正直に泣くことができます。
ある年齢に達した人間にとって、唯一の親友となるような作品です。(T)

・「不条理劇」というと、分からないものを分からないまま表現する様な
ナンセンス劇っていうイメージだけど、ノーヴイの『ゴドー』は、
すべてが自然で意味のある表現をしている。
だからこそ見えてくる人間そのものが「不条理」なんだな。(M)

・フランスの古びた小さな劇場にいる錯覚をした。
そこで繰り広げられる人間の悲喜劇。(T)

・どうしても参加すべき作品だと感じていた。
結果、考えてもみなかった作品が産まれたと思う。
「感情」の観点から創られた珍しい『ゴドー」になった。(S)

・面白いことだが、ベケットは「自分はチェーホフの正当な継承者だ」と言ったそうである。
そう考えると、チェーホフを上演してきたノーヴイの『ゴドー』は興味深い。(N)

・作品全体は、老人漫才のテイストを持っています。
「記憶のほつれ」のモチーフから、僕は量子力学的なSF世界さえ連想したのですが、
最終的には、それは「語り得るもの」と「語り得ないもの」との相克として示唆されます。
そこに不条理の焦点が当てられていると思いました。(N)

・作品はまだ産まれたばかり。
これからの稽古や上演次第で、さらに「考え」は深まるし、
何か大きな「感情」に繋がる可能性がある作品だと思う。(S)


ゴドーチラシ

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ご観劇ありがとうございました。
頂きました感想を抜粋し、掲載いたします。


○2月24日夜

・何の情報なしで来てみたけど、とてもよかった!また観に来たいです。
ちなみに私は宗教哲学研究してるものです。
(男性・30代・研究)

・初めて観る演目で、不条理と聞いていましたが、全く不条理に見えませんでした。
とてもわかりやすかったです。
人を苦しめるのは、あるべき人間像なのではないかと思いました。
(女性・40代)

・前半が効いていて、後半がより面白かったです。
ゴゴが居なくなったと思った所からのさびしさの感じがとてもよかったですよ。
不条理といいますか、日々認識している世界はこんな感じかと。
(男性・50代)

・きてよかった。なっぱをたべたり、ぼうしをぬいだり、みないとおもしろさはわ
からない。
岡崎さんの声がステキだった。人をおこしたり、もちあげるのがふんわりしてて
すごいです。これからもがんばって下さい。
(女性・30代・主婦)

・台詞も含めて、とても印象的な場面が多かった。普通の人間関係と思想などがい
かに不条理なものか。
そしてそれをまるで当たり前かのように 普段考えないで通り過ぎているか、など、色々なことを考えさせられた。
素晴らしい公演で、いろんなイメージやメタファーが頭を駆け巡りました。
病や狂気を通して比喩言語を扱っている自分としては、色んなものが刺激されて最高でした!
(男性・30代・医師)

・個人的に身につまされる言葉がたくさんありました。
私もあるいは眠っているのかもしれません。
見に来られてよかったです。
(女性・30代)

・この劇は、初めてみました。そうかと納得するような場面もありました。起こること、起こりそうなこと、
とてもどきどきしながらみていました。ありがとうございました。
(女性・30代・サービス)


○2月25日昼

・すごい伝え方するなと思った。
この時代も いまの時代も 変わっていないような気がする。
(男性・50代・自営業)

・見ているうちに”能”を連想しました。能舞台の背後に描かれた松、
ゴドーの一本の木、能の言語を絶した世界、ゴドーの多弁の世界、
同じではと思えました。また見たいです。
(男性・60代・無職)

・ディディとゴゴは西洋漫才のおもむきあり、時にねむ気、急に起こされ引き込まれる。
現実の日本では、経産省前のテントの老人達、何かを誰かを待ちながら会話している、国有地で。
ポッツオとラッキーは猿回し。経産大臣と役人。子供は?!
(男性・70代・年金)


○2月26日昼

・以前見せていただいた作品は、言葉が昔の言葉で難しかったですが、
今回はわかりやすくておもしろかったです!!
(女性・20代・飲食業)

・人は生まれながらに死刑囚である。where is ゴドー? where is GOD? where is LOVE?
明日、ゴドーが来なかったら???
ちょっと書き切れません。
(男性・30代・フリーランス)


○2月26日夜

・何かわからないけど(ストーリーもはじめてで~)
人間に対する哀愁とか、いつくしみとか舞台から伝わってきて、魂の根底から癒やされ、クリーニングされた
主人公がゴゴを探して泣き叫ぶ所から(浄化)号泣してしまいました。あらためて菅沢さんのエネルギーに感服です
(女性・40代)

・感じることがあるのだがわからない
すてきだった
(男性・30代)

・大変満足
少し哀しみに偏りがちでありましたかしら?
(女性・60代)


○2月27日夜

・とても良い時間をすごすことができました。
色々と感じるものがありました。
どの場面も良かったです。
一幕のポッツオとラキーはびっくりしました。
(男性)

・エストラゴン・ウラジミール・ポッツォ・ラッキー、思い描くイメージに近いと感じました。
両国で白痴をみました。
今回の方が伸びやかで、良かったです。
ゴドーは見てみたい演目だったのでよかったです。
(男性・40代)

・アットホームでキョリが良かったです。
役者さんすばらしかった。喜劇というより、人生どうにもならない要素と強くかんじ、
それが美しいなとしみじみ思いました。
ありがとうございます!!!
(女性・30代・ホームヘルパー)

・なんや『本よりおもしろいやんけ!!
「ゴドー」ってマンザイやったんか!!
(男性・40代・編集デザイン)

・様々な方言による人物設定が楽しめた
待つことのよろこびかな しかしはかないなー。
(男性・50代・接客)


○2月28日昼

・今回は小さな劇場で役者との距離が近かったため遅れて途中からでしたが、笑いながら楽しく観ることができました。
ゴドーを待ちながらはほんと不思議な作品ですが、ディディとゴゴ、ラッキーとポッツォの関係は
ようく観察しているとこの世の人間の2人の関係性に似ていて、何かペーソスを感じます。
また研鑽をつみ、さらによい芝居になっていくことを願います!!
(女性・60代・もと主に世界史、社会科教諭)

・「ゴドーを待ちながら」は以前に本を読んだことがあります。
ベケット作品はなんどか別の劇団で拝見したことがありますが、
いいまでみたものの中で一番良くベケットの考えが伝えられてるものだと思いました。
本当、ためいきと涙、そして笑い。まだぐるぐる廻っています。
(男性・30代)

・とても50年以上前の作品とは思えない!普遍的な作品
(男性・40代・クリエイター)

・この劇場の形態にピッタリだと思いました。
(女性・60代)

・一幕のポッツォの後半から何故か涙が出始めて、私の心は開きっていました。そして2幕はどの俳優が良かった、ということには関心がありませんてした。私は、あのとき、ベケットと会話してました。こんな経験は初めてです。つまり俳優がベケットの考えを伝える媒体になっていたということが起こったんです。日本で唯一無二の劇団になったと思います。
(女性・60代)

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プロフィール

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Author:東京ノーヴイ
東京ノーヴイ・レパートリーシアター

東京ノーヴイ・レパートリーシアターのメンバーたちが、任意に稽古の模様や本番の様子などを、お伝えしてまいります!


私たちは、ロシア功労芸術家のレオニード・アニシモフを芸術監督に迎え、ギリシャ悲劇からチェーホフにいたる、古典作品から厳選したレパートリーを上演しています

平成27年3月27日、東京都より「認定NPO法人」として認定されました。


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