東京ノーヴイ・レパートリーシアター日誌

東京ノーヴイ・レパートリーシアターは下北沢を拠点として活動する、プロの演劇集団です。 「心の栄養」をテーマにチェーホフ、ゴーリキー、近松門左衛門、宮沢賢治、シェイクスピアの傑作を毎週上演しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

公演前特集~芸術家たちの感想~

新春座談会


あけましておめでとうございます。
本年も東京ノーヴイ・レパートリーシアターを宜しくお願い致します。

さて2014年初の今月の公演は、
16日(木)18:30~『Idiot~ドストエフスキー白痴より』
17日(金)18:30~『コーカサスの白墨の輪』
です。
予約忘れてたって方はお早めに!
ウェブ予約⇒http://novyicai.cart.fc2.com/?ca=all



さて今回の公演前特集は、ひょんなことから始まった集客話から・・・。
もともとは「どうやったら東京ノーヴイ・レパートリーシアターの公演をもっと沢山の人に観てもらえるか?知ってもらえるか?」から始まりました。
話していたのは、女優3名と男性俳優1名で、1人の女優の友人話から始まりました・・・。


Y: そういえば、以前小道具をくれた絵を描いてる友人は、まったく演劇なんて興味がない人で、暇があったら外に絵を描きに行っちゃう人で、その友人に「絵を描きに行く時間を1日だけ演劇を観に行く日にあててほしい。」と何度もお願いして、観に来てくれました。
友人も観るまで「演劇なんて・・・。絵の方が面白いのに・・・。」なんて思っていたそうです。
ところが、観たら(友人が観たのは『コーカサスの白墨の輪』)衝撃を受けたそうです。
演劇も絵と同じなんだと思ったそうです。
友人に感想を聞くと、「真っ白なキャンバスにいろんな色の筆を一遍にバ~ッと描いた感じ!カラフルだった!!色鮮やかだった!!」と言っていました。
その後、『白痴』も観に来てくれたのですが、白痴の感想は「たんまりと色を含ませた一本の筆を水にポタッと色を落として波紋が広がるみたいな感じだった。」と言っていました。

H: 田口ランディさんが『白痴』の一番最後のカーテンコールが一番好きなんだって。
あの明かりが夢の中から出てくる様な感じで本当に好きなんだって言ってたよ。
何度観てもアレが良いって。
アニシモフ先生の照明って日本のやり方とぜんぜん違うの。凄く絵画的なの。
なんか全部明るく照らせばいいだろうっていう問題じゃなくて、もちろん影も凄く多いから観難いと言ってる人もいるけど、でも絵画的なんだよ。そこにもう既に芸術的要素が含まれているから照明の中に。
その柔らかさとか心理状態とか色んなものを浮かび上がらせるっている感じがする。
だから本当そういう意味で本当キレイって思ってね。

E: それに、うちの芝居は終ってその日だけじゃなくて日にちを終えたり何週間何ヶ月かした後にもう一回「あのシーンなんだったっけ?」ってこうフッとフラッシュバックじゃないけどフッと来るとか、あとなんか心の中のどこかにちょっと引っかかってるようなところを思い出すみたいな、それがいっぱい残ったほうがいいっていうか、それがそれで「よし!(ガッツポーズ)」って感じ。
なんか絵もそうだし照明も、なんか残像に残ってずっと池の上で揺らいでいる感じなの。
最後のオーラスのところを観ると確かに今この空間は日常全部含めて「なんだろうなぁ~」ってなんか自分にフィードバックされるんだよね、感想として。
だから、このどの人が誰がって言うものじゃなく、来たときに今まで観てたものがフワ~ッて押し寄せて、「あっ、本当に夢がガーッて来た!」みたいな。
夢だったのかもしれないっていう、あそこはね最後本当に・・・うん。

Y: なんか、やっぱり観る印象って大切だなって思うんですけど、観る場所も重要だなって私は思うんですよね。
映像ではまったくわからないんだけど、実際に客席に座って観て、なんか凄く暖かかったというか・・・。
でもこの気持ちを(第三者に)どう伝えればいいんだって思って・・・。

N: でもなんか不思議だよね。映像で観るのとライブでって言うか劇場で観劇するのと・・・

Y: ぜんぜん違うんだよ。

N: そう、なんか同じようでいて情報量がぜんぜん変わるっていう。

Y: うん、変わる。

N: う~ん、何だろうね。(一同悩む)

H: あと、『コーカサス~』は席も色々あるしね。
もの凄く真近でも観れるし、まったく1m先ぐらいに人が居たりするし、全体を観ることも出来るし、なんかその場によってぜんぜん印象が違うと思うよね。そういう楽しみもあるよね。
でも話戻すけど、美術家っていうか絵を描いてるYの友人は、やっぱり感性が豊かだよね。
なかなかそういう風な表現出来ないよね。
私たちが他の芝居観に行って、なんかその絵具のような話は出来ないよね。
(一同納得)

E: それはやっぱり自分が絵を描くからね。

H: そういう観方がもう体に入ってて、その人の感性で観てくれるっていうのは素晴らしいことだと思うけどね。
だからもしダンサーが観たら、またぜんぜん違うだろうしね。
なんかその人の五感の強いところで観ると観方も当然変わってくるじゃない。

E: 演劇だからこう観なきゃいけないっていうのはまるっきりない作品たちだって私は思ってるので。

N: でも画家の人だけじゃなくて、そのなんか印象とか解釈を言葉じゃなくて色でするって割と面白いって言うか・・・。
例えば、なんか言葉って結構限定性があるけど、より抽象的な高次元な理解の仕方っていうのを実は色として、言葉で表現出来ないところを色として認識するっていう。
言葉で処理出来ない情報を色としてアウトプットするみたいな。
だからより高度な感受性が発揮されているってところはあると思う。
音楽家が音を色で感じちゃうっていう人いますよね。
そんなエピソードもあって面白いなって思って。

Y: なんか私が昔ピアノ習ってた先生が渡辺歌子さん繋がりで『コーカサス~』観に来たんですね。
その時の感想が「楽譜に出来ないメロディー」って言ってました。
なんか音楽家は音楽家なりの感想なんだな~って思ったけど。
そう。「楽譜に出来ないメロディーみたいで面白かった」って。
「もう1回観に来て楽譜にして下さい」って言ったら「無理~!」って言ってましたけど(笑)

H: メロディーを求めてたのかもね。
だけどそれは楽譜に書けないようなメロディーだったって事ですよ。
なんか色々なところにいろんな言葉が転がっているじゃない。
なんか私たちが無理に頭で出す必要まったくないじゃない。
豊かじゃないすごく。それ聞いてるだけでもさ。
なんかそういう芝居なんだよね。私たちがやってる芝居って。




Eさんも言ってました。
「演劇だからこう観なきゃいけないっていうのはまるっきりない作品たち」
『Idiot~ドストエフスキー白痴より』も『コーカサスの白墨の輪』もこう観なきゃいけないという制約がある訳ではまったくありません。
1回観ただけで満足せず、2回以上観に来てみてください。
うちの芝居は生きています。毎回進化をしています。
そして観た感想を周りの人達にも聞かせてあげて下さい。
面白かったところ、つまらなかったところ、素晴らしかったところ、分かち合ってみて下さい。

より多くの方に、色んな感じ方をして頂きたい。そんな思いで上演しています。
皆様の参加、お待ちしております。

・・・・・・・・・

迎春毎レパ

〜「いまの日本人に必要な舞台だと思います」〜

12月『白痴』公演のアフターミーティングでは、
たくさんの方にお話を伺うことができました。
ありがとうございます。

話題は『コーカサス』『白痴』両作品に及び、
皆さんが、いまの日本の現実に照らして、
とても敏感に作品を感じてくださっているのを
知ることが出来ました。

私たちは、古典的作品を上演する劇団ですので、
直接的には今日的問題を演じませんが、
俳優の内部には、現在との関係を様々にたっぷりと抱えていることが
古典作品において実は何より大切だと考えています。


2014年1月のいまを呼吸する舞台
━━━━━━━━━━━━━━━━
ウェブ予約⇒http://novyicai.cart.fc2.com/?ca=all
電話予約:0354534945(東京ノーヴイ・平日10~17時)
電話予約:0356241181(シアターΧ)
--------------------------
・ドストエフスキー作『Idiot~白痴より~』
⇒1/16(木)18:30開演
--------------------------
・ブレヒト作『コーカサスの白墨の輪』
⇒1/17(金)18:30開演
━━━━━━━━━━━━━━━━
※上演時間は両作品とも3時間半を予定
※料金1,000円(高校生以下500円)
※現在、1月&2月公演のご予約が出来ます


シアターΧ主催・東京ノーヴイ+シアターΧ共同企画
【Life in Art 毎月レパートリー公演】
詳細 http://www.tokyo-novyi.com/japanese/pg372.html

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://tokyonovyi.blog76.fc2.com/tb.php/1259-008beaba

 | HOME | 

文字サイズの変更

メルマガ登録

【東京ノーヴイ倶楽部】 東京ノーヴイの舞台のヒミツや活動報告を 月1くらいのペースで配信します。 ※「@club-novyi.com」から配信。 ドメイン登録をお願いします。 ※メンバーサイトへもご招待致します。

メルマガの直接登録URLはコチラ

プロフィール

東京ノーヴイ

Author:東京ノーヴイ
東京ノーヴイ・レパートリーシアター

東京ノーヴイ・レパートリーシアターのメンバーたちが、任意に稽古の模様や本番の様子などを、お伝えしてまいります!

当日のキャストは
こちらをクリック→ 【出演者情報】 して
ご覧下さい。

ペンギンのつぶやきはこちらをクリック
→【ペンギンリポート】


inainaのちょっとした話→【inainaのちょっとした話スタニスラフスキーシステムについて分かりやすくお話します。

<検索タグ>
東京ノーヴイ・レパートリーシアター
ノーヴイ
ノーブイ
のーぶい
ノービー
のーびー

TNRT 公式ホームページ

東京ノーヴイ・レパートリーシアター

Twitter on FC2

@tokyonovyiさんのツイート

最近の記事

最近のコメント

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

カテゴリー

ランキングに登録しています

ランキングに登録しています。 下の画像をポチッと押してください。 応援よろしくお願いします。↓ CoRichブログランキング

FC2Ad

Template by たけやん

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。